■ アパラチアントレイル〜ピナクル・ハイク(ペンシルバニア州)〜 2003年4月25日 越山×2名 ニューヨーク観光のアクセントにどこかトレッキング出来る所がないかと言う軽いノリで、アパラチアントレイルを訪ねて見た。全長3500kmにも及ぶ世界最長の有名なトレッキングルートである。ほんの少しでもいいからその一端を歩いてみたい。ところが、そんな軽いノリでも日本から行く場合は情報が少ない。特にニューヨーク近郊となるとガイドブックはおろかWeb上でもほとんど話題に上がっていない。必然的に言語の壁に阻まれながら、現地の情報収集に苦労させられた。その末に選んだ目的地は、ニューヨークから車で3時間あまり、ペンシルバニア州のワンディハイクが可能な景勝地ピナクルハイクである。今回は情報収集に核心部があったようなものなので、ガイド的な記述と共に参考資料を明記する。
これでトレイルのアウトラインが確認できた。翌日早朝の出発に備えて、アレンタウンへ宿を探しに戻る。
4月25日 アレンタウンのモーテルを6:30に出発。昨日下見した駐車場には7:00に到着。7:30駐車場のゲートから歩き始める。防火帯を兼ねていると思われる林道を1kmほど進むと、アパラチアントレイルの道標に出会った。左に行くとサウス、遠くジョージア州に続いている。これから向かうノースと記載されている右へ行くとその先は遠くメイン州に至っている。 ここから橋を渡って山道に入るが、目立つ案内板はほとんどない。代わりに木々に白ペイントマークがされており、終始このマークに案内されることになる。駐車場にあった地図中に記載のトレイル色とリンクしているようだ。他に青色トレイルがあり下山道はこの色を辿った。慣れてしまえば、情緒を壊すような看板の存在が無く、自然に浸かることが出来て感じが良い。 アパラチアンは老齢期の山脈であり、特にこのあたりは丘陵地と言っていいほどやさしい顔を持った山容である。道は歩き易くなだらかでとても心地がよい。ほどなく天文台を有する最初の展望地パルピックロックに着く。ここからピナクルまでは4km・1時間ほどの道のり、高低差が少ないので水平行程は平坦路と変わらない距離を歩く。 周囲に特徴のある地形が少なくトレイルが無ければ支尾根に入っても気付きそうにない。そんなことを思いながらも、明るい尾根の快適なトレッキングを楽しむ。
ピナクルは標高500m足らずのランドマークである。(10:00)名前通りの岩場の天辺で、早めのランチを取りながら暫く風景に浸かる。東京で言えば高尾山・陣場山をなだらかにしたようなところであるが、眼下の展望はペンシルバニアカントリーの農地が広がる。農地の区画が程好い大きさだからだろうか?どこか親しみのある風景だ。丘陵状のアパラチア山脈の連なりは、目に留まるような高い山もなく特徴的な地形も見当たらないが、アメリカ首都圏に暮らす人々の癒しの場を提供してあまりある懐深さが感じられた。
11:00下山開始。トレイルは谷をはさんだこれまた明るい森の別尾根をゆっくりと下る。30分下って広々としたヘリポートを通過したところで、昨日撮ったデジカメのトレイル案内板画像で確認しながら青色トレイルの下山口を下った。谷まで下りきると、老齢期に至った沢の見本のような明るい緩やかな流れの沢に出遭った。あまり見たことが無いような流れなので、しばし観察モードに入る。 沢筋に沿った山道をさらに下って、この地区をカバーしているであろう大きな貯水池を過ぎると、今朝登って来たアパラチアントレイルの道標に戻った。(13:00) トータル9.4mile=15kmを約5時間。 旅行ついでのお気楽トレッキング企画ではあったが、なかなか変化に飛んだハイキングを楽しむことが出来た。
参考Web アパラチアン・トレイル・カンファレンス公式サイト マップクエスト全米の地図情報、航空写真情報 参考図書 The Best of the Appalachian Trail: Day Hikes(Amazon.co.jp:洋書にて購入) |





