
金目川本流・左俣
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【期 日】
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2003年8月12日〜14日
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【メンバー】
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小笠原 宮川 塩見(記録)
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8月12日
8月11日16:00花小金井を出発する。出発時東京は晴れていて、谷川を越えると小雨、前泊予定の越後大島駅につくと、かなりの雨が降り出した。駅舎で仮眠。
12日、小雨の中、小国駅へ。ここでパッキングを済ませ、美和にむかう。9:30着。小笠原さんとの合流は10:00〜11:00のため、美和でゆっくりしていた。予定通り小笠原さん到着。盛岡から宮城〜白河と車で走るうちに物凄い雨で、今日の遡行意欲がなくなったらしく、開口一番、荒川からサブルートに変更を切りだされる。明日は晴れるのだから、多少の増水でも大丈夫だろう…と思っていたが、小笠原さんはすでに荒川は頭の中にない様子。彼のHPの「酔いどれ日記」にも後日そのようなことが書いてあった。結局、金目川本流・左俣を遡行することになった。白山書房「日本の渓谷96」によれば上部二俣までは何という事のない河原と書かれていたが、台風10号の通過と昨日からの雨で増水気味の沢は、初っ端から右に左にと徒渉を余儀なくされ、なんと泳ぎまで出てくる始末。今日は河原をちょこっと歩くだけだと思っていたので、装備もザックの中、Tシャツとズボンで、冷たい。アブもブンブンと刺す。甘く見すぎだった。幕場予定地の岩魚小沢は増水していてテントが張れるような所がなく、手前の河原の台地にタープを張る。やみそうでやまない雨が降る中、焚き火をし、夕食とする。ここ(金目)のアブは飯豊の凶悪なアブよりはおとなしく、天候のせいか数が1/3位だったが、それでもまとわりついてうるさい。服の上からの猛攻に腕はブツブツ状態になってしまう。
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| 河原のはずが… |
1泊目の幕場 |
8月13日
13日、4時起床、朝当番なので一人4時に起きご飯を炊く。30分ほどで出来上がり、2人を起こし、朝食、6:00出発となる。昨日より水が引き、河原となってきた。ゴーロ歩きが長く、うんざりした頃フィックスのある、3m滝。すぐ上が6m、3mの2段魚止め滝だ。水流右を登るらしいが、水量が多くとても取り付けない。左から巻く。下に降りるところがはっきりせず、懸垂で沢床に戻る。二俣を左にとり、しばらくは小滝が続く。雪で磨かれているのか、4〜5mなのにツルツルしていてホールドが細かい。そしてゴルジュに突入。左右の壁が近いのでツッパリが多い。ツッパリで滝上まであがるのも結構苦労だ。足と手の幅に余裕がないとすとんと落ちてしまう。滝そのものは4m〜5mなのだが、かなり難しい。水の中に積極的に入りながら、突破する。ザックの引き上げも何度したことやら。いったん沢はちょっと開けたかに見えたが、相変わらず、両岸は高い。そのまま側溝のようなゴルジュに突入し、井戸のそこに入り込んだように錯覚する。これは話に聞いていたが、すごい。声を出すとエコーがかかり、両手を広げても充分に両岸に手が届く。このまま、何もなければ問題がないが、なんと滝がかかっている。トップの小笠原さんは水圧で窒息しそうだったという怒涛のシャワークライムである。その先も水路となっていた。6m、6m、の滝はフリーで登れたが、その上の4m、が登れず右を巻くか、左を巻くか…結局右を巻いたが、この巻きはいやらしかった。ザイルがなければズルズルで登れたものではなかった。懸垂で沢に戻るときに残置シュリンゲがあった。先人も同じルートだったか。時間も充分に過ぎていて、どこまでゴルジュが続くのか見当がつかず、16:00近くなったので、右から入るルンゼの左岸に整地をしてタープを張った。
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| ゴルジュ手前の渓相 |
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白山書房「日本の渓谷96」に
掲載されているのと同じ滝 |
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| 怒涛のシャワークライム |
井戸の底の入り口 |
14日初めの3m |
小笠原さんのHP(早蕨リンク集の扉のページ)参照
8月14日
14日、朝はまだ降っていなかった。食事を済ませ、出発。10m滝の登攀の途中からポツポツと降りだした。15m大滝の高巻きでそこそこの降りとなったときには「雨よ止んでくれ〜!!」と願った。大滝の前に4mCS滝があり、ここは中断にハーケンとビナが残置されていた。大滝の巻きは大高巻きとなり、二俣に降り立ったときは3時間を要していた。上部は左に入る予定だったが、時間的に無理なので右に入る事にした。この先は小滝がかかり、グングン高度をあげ、藪漕ぎ1時間で祝瓶山山頂に出る。祝瓶山頂では暴風雨となり、ほとんど山頂に居ないまま下山となった。
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標高800mにかかる
2つの10m滝 |
左写真の最初の10m |
20m大滝手前のCS4m |
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