ホームページリンク Home山行記録(最近)2004年山行報告


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日時 2004年2月8日(日)
メンバー  中村お 中村み


 2003年の岳人2月号の、「幸せのパフパフパウダー」「間近に迫る穂高の銀嶺」と、「白骨温泉のとろる白いお湯」を見てしまったら、なんとしても行ってみたくなり、天気予報をにらんで、土曜日の昼前に都内を出発する。沢渡の先から乗鞍方面に向かうトンネルを越えると雪道となり、山深い白骨温泉に16:00頃到着。冬季閉鎖の上高地乗鞍スーパー林道(平湯方面)へ右折する手前の坂で、愛車FFの前輪が空回りしてチェーン装着。除雪された料金所手前の路肩は、6−7台の車でいっぱいなので、白骨温泉案内所横の駐車場に戻り、小雪がちらつく中、料金所先の林道に戻りテントを張る。


登山道の分岐看板

カラマツ大斜面の登り


 翌朝、車に余分な荷物をデポして晴天のもと出発。昨日のトレースの残る林道の旅館裏手を抜けて道がカーブするところで、トレースをはずれて斜面を登り始める。上部を右手に逃げて登り切ると、林道からの取りつき地点に出合う。1567mの小山の南斜面を巻き、登山道の看板がある広場から、尾根に取りつく。カラマツの斜面は、高度が上がるにつれて急登となり、膝下のラッセルも大変。上部で再び右手からのトレースに出会ったので、ありがたく合流する。


カラマツの大斜面

 

岳樺の立派な巨木

オオシラビソの樹林帯


 標高1730m位になると傾斜が落ち、岳樺の明るい林を過ぎると、樹林の濃いオオシラビソの森となる。少し斜面を下ると、また急登。しばらくすると右手にガスの中に見え隠れする稜線が見えてくる。このころから朝の青空もなくなり、だんだん天気が悪くなる。2200mあたりから、木々もまばらな、なだらかな森となったところで、4人のスキーが降りてきた。深雪でスキーがもぐるようで、トレースの跡をつかず離れず滑っていく。しばらくすると別の3人のスキーヤーとすれ違う。聞くと山頂は強風とガスで大変とのこと。森林限界を越えて、最後の大斜面の登りは赤旗を立てながら登る。


深いトレース跡

7人のスキーヤーが滑った跡

 

山頂大斜面の登り

ガスに隠れた山頂小屋(30mほど先)


 十石山の山頂はなだらかで、どこが山頂かはっきりしない。とりあえず埋もれた木々の葉が頭だけ出しているクラストした斜面を、一番高いところまで行くと、ガスの切れ目から一瞬小屋が見えた。小屋に立ち寄る時間もないので、早々にシールをはずす。晴天ならば、あの小屋の向こうに穂高の峰々が見えるのに、とても残念だ。今日一番のおいしい大斜面をあっという間に滑り降りる。


ちょっと滑って山頂付近を振り返る

かすかに見える下部樹林帯


 さて樹林帯の中は傾斜がないと、雪にスキーがささって滑れないので、やはりトレースを利用しながら進む。なだらかな斜面が広がるので、道に迷わないよう注意が必要だ。途中の急な細い木々の間をぬって下ると、すこしだけシールをつける登り返しがある。それを抜けるとカラマツの大斜面だ。すでに滑られているシュプールを避け、右に右にと滑っていくと登山道の看板に出た。パウダーはいい。私のようなボーゲンスキーヤーでも楽しく滑れる。


 ところが林道をに向かう斜面のトレース跡を戻る途中、木の根を避けようとして転んでしまう。板はぶざまにもX字に雪面に刺さり、うつ伏せになった足の靭帯は思いっきり伸びて限界状態、板をはずすにも力が入らない。「ぐ、ぐるしーい!」という情けない声を聞きつけた相方に板をはずしてもらい、そのままトレースを避け、斜面を滑り降りたところで旅館裏手に飛び出した。


 今回は日帰りだったが、この時期トレースが無ければ、とても2人では行けなかったと思う。それでも久しぶりのスキー登頂で2人とも充実感でいっぱい。その後泡の湯に向かったが、あの写真の大野天風呂は営業時間外で、小さな外湯でこじんまりと汗を流して帰った。


コースタイム

06:30

白骨温泉駐車場

07:10

看板分岐

08:30

カラマツの斜面上

10:00

2000m地点

12:30

十石山山頂

15:30

白骨温泉駐車場

日帰り温泉

泡の湯外湯
09:00-17:00 800円