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日時 2004年3月12日(金夜)−14日(日) 鍋倉山で会った方々が、素晴らしいと絶賛していた乙妻山。早速計画を立てて行ってみた。 信濃ICより戸隠方面へ。大橋に着くと6-7台の車が停まっている。駐車場右手の除雪のまだ始まらない林道を、妙高山を正面に据えながら進み、「登山道→」という、黒姫山への取り付きを指す看版のある2つ目の分岐を左へ。目の前に広がる佐渡山の稜線の鞍部へ向かって、正面のブナ林の尾根に取りつき、そのまま上部を左手へトラバースし乗り越す。途中で佐渡山を滑るという人に会った。荷がもう少し軽ければ、ここを登って滑りこんでも良いかもしれない。 鞍部からは、佐渡山にトラバース気味に付いていたトレースを目印に進む。斜面は春の陽気に、何度も溶けて固まったような硬い雪。ブナの幹の合間から高妻山の真っ白な稜線が見える。何度か小さな沢筋を超えると、正面に妙高山が見えてくる。そこから小さな支尾根を下り、しばらく氷沢川沿に進み、スノーブリッジを渡ると乙妻山の広い北東斜面の取り付きに出た。朝のうちの晴天が嘘のように、風が吹き小雪が舞い始めており、また重い荷に疲れてしまったので、早々に広い樹林帯の片隅にテントを張る。日帰りで来た人が、私達の脇を気持ち良さそうに滑っていく。 その夜は午後小雪が舞い続け、翌朝起きてみると、3−5cm程のうれしい新雪となった。昨日のガリガリのバーンではきっと上手く滑れなかっただろう。朝日の輝くブナ林を一番でトレースをつけていくと、程なく乙妻山が真っ白な姿を現わした。ところが調子が出ない私は、真白な斜面に気持ちよくトレースを刻んでいく先行の相方からどんどん離れてしまい、左手のコルに上がってから山頂までのわずかな稜線上で、後からきた10数名のパーティに一気に抜かれてしまった。ああ、新雪のシュプールが・・・ しかし山頂からの景色は素晴らしかった。高曇りながらも、正面に妙高、黒姫、右手後方には稜線上に高妻山とぐるり360度の大展望。山頂直下の急斜面からドロップインするボーダーを見送り、登ってきた稜線を戻ると既にたくさんのシュプールが。しかしこの広大な北西斜面、ちょっと外れれば、まだまだたくさん楽しくシュプールを付ける事が出来る。途中雪だるまになりながらテン場に戻り、帰りは氷沢川左岸に付いていたトレースを戻った。すぐ右岸に渡ったパーティの方が早く佐渡山の鞍部に着いたようだが、アップダウンがあるから大変といわれていた川沿いは、広く明るい散歩道でとても気持ちが良かった。 鞍部を越えた馬の背のブナ尾根は、グサグサの腐れ雪。ボーゲンでそろそろ降りて、林道を一気に滑りこむと、やっぱり今日の一番最後の駐車場到着者だった。(中村み)
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