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日時 2004年3月20日(土) 今回P2ではなく、スキーでそのまま登れるという荒菅沢コースを計画。ヨーロッパアルプスっぽい、布団菱の岩峰をバックに、カッコよく滑り降りてくるはずだったのが・・・ 小谷温泉の山田旅館を過ぎ、通年営業の栃の樹亭前のスペースに車を止めると、稜線の向うに雨飾山が黒い鼻面を出している。シールをつけてキャタピラの跡の残る林道を進み、別荘のような建物が見えてきた所で道は左に折れたので、大海川に降り立った。川は所々流れが出ており、それらを慎重に渡りながら進むと、出合に滝のかかる黒沢に到着。急斜面だねなどと話し合って、トレースを追ってなんとなくなだらかな沢沿いをそのまま大海川沿いに進み、取り付けやすそうな尾根を探すことにする。 3月だというのに斜面の雪は所々剥がれ落ち、黒々とした山肌を見せている。例年に比べると大分雪が少ないようだ。しばらくすると単独者が降りてきた。雪質が悪く風も強いので途中で引き返してきたという。最後は板をはずして急登を登り切ると、なんと雨飾山をとっくに通り過ぎ、白倉峰の派生尾根に出てしまった。 ガリガリの斜面は雪質も悪く、ガスも掛かり始めている。谷を乗り越して雨飾山に登るには、時間も足りずアイゼンとピッケルも必要になりそうだ。元の谷を戻るのはつまらないので、尾根から黒沢の源頭部と思われる眼前の谷に滑り降りていく。最後は横滑りで沢床に降り立つと、徐々に青空が広がり始め、真白な斜面が手招きするように輝き出した。 シールをつけて行けるところまで行ってみようと、白銀の大斜面を登り始める。正面に見えるのは雨飾山北東に伸びる1894mのピークのようだ。見た目よりもキツイ斜面で、途中で息切れして登っていく3人を眺めながら休憩。稜線を登ったお慶ちゃん、あなたのパワーだったら、山頂まで行けたかもしれないのにね、ごめん。バテバテの私を見て、今日はここまでとしてくれ、大斜面の滑降を楽しむ。そして、あっという間に黒沢の滝上。右手の斜面をつぼ足で登り返し、左俣に出ると雨飾山へのトレースがついていた。これが正規のルートだ。滝に目を奪われ、取り付きを誤ってしまったのだ。こんどは大丈夫。また来年もチャレンジだ!もちろん山田旅館泊で。(中村み)
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