ホームページへリンク Home山行記録(最近)2007年山行報告

2007年夏の北海道

【期  日】

7月19日〜8月6日

【メンバー】

yuki


7/19 空沼岳湯ノ沢

 札幌の西には1,000mを越える位の山が連なっており、札幌市民にとって近郊の山として親しまれている。空沼岳もその一つ。湯ノ沢は、空沼岳周辺の沢の1本で、山と共に親しまれている。

 沢に沿う林道から適当なところで降りて遡行開始。前半は変化乏しいが、後半は滑、小滝が連続する。最後に12m滝を巻いて再び林道と交差。更に奥の長沼を見に往復する。遡行区間全体小粒ながらし楽しめた。登山道経由で万計山荘から空沼岳へ登頂後、下山。万計山荘(避難小屋)は、冬季の山行でも良い拠点となりそうだ。

7/21 黄金沢

 増毛山塊の群別岳へ登った際、南方の台形状に整った山体が目を引いた。それが黄金山で、気になる山の1つとなった。その傍を流れる黄金沢も、滑が多く楽しめるらしい、ということで行ってみた。

 標高190mで林道が接しており、そこまで車でアプローチ。入渓から暫くして滑が現われる。その後、飽きさせない程度に滝、瀞、滑、小ゴルジュ等々。標高500m二俣手前の滑は、長くて綺麗。この先も滝など出てくるようだが、ここから引き返す。

 日帰りでは、結局往復になるだろうか。できれば、隣の群別川と組み合わせて遡下降したいところだ。

7/24-25 辺別(ベベツ)川

 辺別川は、トムラウシ山の西方、三川台に源がある。ここの北側は黄金ヶ原という広大な草原で、その北西に延びる尾根上は湿原になっている。この湿原は、尾根上に展開するものでは、日本一の広さではないかと思う。湿原探訪を続けてきた者として、ここは是非とも訪れておきたい。

 登山道で三川台へ向い、源頭から辺別川を下降、支流から湿原の北西端に上がり、三川台まで湿原と草原を縦断して、登山道を下山というコースをとった。辺別川は、情報乏しく詳細は不明で山行に臨んだが、岩壁を従えた10m級の滝数ヶ所の他、ゴルジュもあり、思いの他変化に富んだ沢だった。湿原も広くて池塘が多く、周囲の展望もあり、素晴らしいものであった。

 この山行は、後日さらに詳細な報告をしたいと考えている。

7/27 ピヤシリ湿原

 道北、ピヤシリ山北方の尾根上に広がる湿原。山上の高層湿原としては、日本最北に近い。湿原探訪の一環として訪れた。

 湿原まで道が通じているが、湿原内に木道などは無く、適当に歩き回ることになる。このような状態でも、人の訪れがほとんど無いようで、今のところ酷く荒れた様子は見られない。素朴で、いかにも北海道らしい。大きな池塘が3つあり、ツルコケモモなどが花を咲かせていた。

7/30 芦別岳

 比較的なだらかな山が多い北海道において、急峻な山容の山。沢、あるいは雪山でバリエーションルートを行く前に概念を知ろうと、旧道から新道へと夏道を歩いてみた。

 山頂部分は、見る方向により、北アルプス槍ヶ岳のように尖っている。ユーフレ川本谷源頭部は、まるで剱岳に似たような雰囲気。雪渓では軽快にグリセードができそう。なだらかな地形の所もあり、スキーも活用できるか。今後の山行計画に思いを巡らす。

8/1 大雪高原

 大雪山とトムラウシ山をつなぐ尾根の東側にある凹状地。沼が点在し、周遊する道もある。秋の紅葉の時期は山が美しく彩られ、多くの人で賑わう。また、ここは特にヒグマがよく出没するところとしても知られる。そのヒグマとの出会いを期待して訪れてみた。

 最上部の高原沼近くまで上がると、そこにいる人たちが「クマがいる」と言う。監視員のスポッティングスコープを覗かせてもらうと、数mの距離まで近づいた大きさで見ることができた。その後、尾根下の岩壁の基部に沿って、餌をとりながら移動する様子を、1時間以上観察することができた。

8/2 野塚岳南面直登沢

 野塚岳は、日高山脈南部の山。ここは『天馬街道』という車道がトンネルで山脈を貫通しており、この道から主稜線の山々に日帰りで登ることが可能となっている。沢も源頭から上流部の遡行となるが、様相は日高の沢であることに変わりは無い。

 今回遡行した沢も、源頭部に標高差100m余りも切れ目無く続く滝があり、下からほぼその全容を見ることができて、とても壮観。また、その滝をほとんど水線通しに登ることができて、これまた爽快なものであった。