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北海道 樽前山

苔の洞門から往復

【期  日】

2004年1月29日

【メンバー】

yuki


 千歳空港からニセコへ向かうバスが支笏湖畔を通るとき、白く雪で覆われた山頂部を見て、いつも気になっていた樽前山。雪質はあまり期待できないけれど、やはりあの斜面は滑ってみたいと思う。今回、やっとそれを実現する時がきた。


 入山は苔の洞門から。ここは、数年前に壁の崩落事故があったようで、現在は洞門の通過が制限されている。一般的には、モラップ付近から林道を辿り、アプローチするようだ。それでもトレースが残されており、とりあえず追ってみる。

 洞門を過ぎても暫く沢に沿って延びるトレースは、藪がうるさくなってきた所で、右手の林の中へ入って行った。入口に赤布があり、切り開きになっているようにも見える。一応、夏道がある所なのだろうか。でも、切り開きは不明瞭で、やがてトレースは迷走しはじめた。トレースに見切りをつけ、コンパスで方向を定めて歩き出す。しかし、針葉樹の林は樹間が密で、歩きづらい。標高570m位の台地まできて、ようやく密林から抜け出した。目の前には、例の真っ白な雪の斜面が展開していた。この山は複式火山で、外輪山の縁から中央丘が少しだけ頭を出しているのが面白い。

 坦々と斜面を登り、外輪山の縁に辿り着いたら、ゴツゴツとした岩が荒々しい中央丘が全貌を現す。所々から、勢い良く蒸気を噴き出しているのが不気味だ。この山は、外輪山の東峰を山頂とするらしいが、近くの西峰に登る。標高は少し低いが、こちらの展望もなかなか良い。眼下に支笏湖、その向こうには遠く羊蹄山も望める。南側を見れば、太平洋が近い。

 展望を楽しんだら、さあ滑降だ。雪質は固めだが、クラストしているわけではない。意外と滑りやすく、570m台地まで気分良く滑り降りることができた。その後は、また密林の中へ。うまく通り抜けるルートもあるらしいが、これを避ける意味でも、モラップから林道経由の方が一般的なのかな。国道に出て、ほっとする。



【行 程】

1/29

苔の洞門入口(8:50)−標高570m台地(10:55〜11:05)−樽前山西峰(12:45〜13:00)−標高570m台地(13:15〜30)−苔の洞門入口(15:00)