厳冬期の北海道
知床/知床岳
相泊から往復
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【期 日】 |
2006年2月12日 |
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【メンバー】 |
yuki |
知床の山は、昨年に海別岳へ登った。今回は更に突端の方へ、と言うことで知床岳。2月、厳冬期の知床だ。厳しさを予感させる。改めて気を引き締めて臨もう。
10日の夜には羅臼へ着いたが、相泊までは夜間通行止め。まずは熊の湯へ入って、くつろぐ。11日の午前中は、羅臼の町中で『北の国から』のロケ現場などを巡ってみる。ドラマの各シーンが蘇ってきた。
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| 国後島の影から朝日が昇る |
午後は相泊へ行き、カモイウンベ川の河口まで偵察に出る。海岸の崖はスキーでも登れることを確認し、引き返す。明日は、少し早出しよう。
12日は、夜明け前に出発。海岸の波打ち際にスキーを滑らす。まさに0mからのアプローチ。スキーを使用した山行では、かなり珍しいのではないだろうか。途中で、海の向こう側、国後島の影から太陽が揚がり、日の出を迎える。
カモイウンベ川の河口から、左岸台地へ上がり、川を左に見ながら上流へ向う。標高180m付近で右俣を渡り、中間尾根へ。標高250mの辺りでは、正面に真っ白な知床半島主稜線が望めて、滑降意欲を沸き立たせる。後ろを振り返れば、海と国後島の山並みが見渡せた。
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| 標高250mの台地から臨む国後島 |
標高500mで尾根を左へ外し、主稜線の鞍部を目指す。一つ隣の尾根に移り、更に登高を続ける。鞍部が近づくにつれて、風が強まり、雲も湧いてきて頭上を覆う。風に抗して鞍部へ出ると、尾根の向こうに流氷が漂うオホーツク海を見下ろすことができた。
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| 主稜線鞍部から見下ろすオホーツク海と流氷 |
ここからは主稜線を北へ向うのだが、雪が風で飛ばされ、ハイマツや岩が出ている。一旦、スキーをここにデポして登りかけたが、思い直してスキーを担いでいく。直ぐ雲の中に突入し、視界が無くなった。
標高900mで尾根の傾斜は緩み、再び全面雪で覆われる。というより、シュカブラだらけで、凸凹したガリガリの氷雪台地であった。帰りの滑降は、全く期待できない。それでも、ツボ足では時々踏み抜いて疲れるので、スキーを履いて進む。
しかし、1062m標高点まで来たところで、思案の末引き返すことにした。特徴の無い平坦な地形で視界が得られないこともあるが、それより風が強すぎる。あとは、この台地を進み、緩い斜面を登りきれば、知床岳山頂に立てるのだが。時間的には無理な行程ではない。風がこれほど強くなければ……。
帰りは、尾根通しに降りようとしたら、下から吹き上げる風を正面に受け、体が宙に浮き上がりそうになるほど。このまま行ったら、吹き飛ばされてしまうだろう。風を避けるために、尾根を風下側へ回り込み、尾根側壁の急な雪面を慎重に降りる。
主稜線鞍部でシールを外し、滑って下る。登っているときより視界が悪くなったが、ルートファインディングに苦労することはなく、滑降を楽しめた。カモイウンベ川左岸台地では、登りの時には静かだった林が、今はゴーゴーと梢を唸らせていた。
再び海岸に沿って相泊へ。山頂には立てなかったが、精一杯やった充実感に満たされていた。でも、やっぱり積雪期に知床岳へ登ってみたい。
【行 程】
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2/12 |
相泊(6:15)−P1062m (11:25)−相泊 (14:15) |
【1/2.5万地図】 知床岳


